2020/02/03
夏になると、赤ちゃんも大人もバテ気味で食欲がなくなり、「何を作ったらいいんだろう?」と悩んでしまうことはありませんか?
その上、赤ちゃんと大人のごはんを作り分けるのも大変ですよね。
夏の献立と赤ちゃんの離乳食、ダブルで悩んでいる方々へ、ここでは、赤ちゃんも大人も一緒にたっぷり夏野菜が食べられるアレンジ自在レシピをご紹介します。
離乳食で夏野菜たっぷり食欲増進レシピ!大人も大満足な1つ目のレシピ
■アレンジ自在ラタトゥイユ
こんなにたくさんの夏野菜がいっぺんに摂れるレシピもありません!保存もきいて(冷蔵庫で4日は保存可能)、アレンジ自在なのでぜひ一度にたくさん作ってください。
野菜は全部そろわなくてもかまいませんが、かぼちゃや玉ねぎは甘みが出るのでぜひ入れてください。
調理の途中で取り分けて、大人と赤ちゃん用別々に味付けをします。
◇材料
・オリーブ油…適量
・かぼちゃ…1/4個(1cm厚さのくし形に切り、さらに一口サイズに切る)
・なす…2本(1.5cm厚さの輪切り)
・ズッキーニ…1本(1.5cm厚さの輪切り)
・玉ねぎ…1玉(みじん切り)
・パプリカ…1個(種を取って一口大に切る)
・さやいんげん…10本程度(長さ4cm程度に切る)
・トマト缶(あるいは同量のトマト)…1缶
・ローリエ…1枚
(ここから大人の味付け用)
・おろしにんにく…3かけ分
・塩…大さじ1~(好みで増減)
・こしょう…適量
・クミン、バジルなど好みのスパイスやハーブ…小さじ1~
◇作り方
1.切ったかぼちゃは軽く下茹でしておく。
2.フライパンにオリーブ油を熱し、1のかぼちゃ、切ったなす、ズッキーニ、パプリカ、さやいんげんを、軽く焦げ目がつくまで焼いて取り出しておく。
3.同じフライパンで、みじん切り玉ねぎをしんなりするまで炒め、トマト缶とローリエを加え水分が2/3くらいになるまで煮詰める。
4.3に2の野菜を加えて混ぜる(→ここで別鍋に赤ちゃん用を取り分けます)
→赤ちゃん用
4に塩を適量入れてフタをし、野菜が柔らかくなるまで煮込む。
→大人用
4に塩、おろしにんにく、クミンなどのスパイスやハーブを加えて煮込み、最後に味見をしながら塩コショウをして味を調える。
※野菜を始めから全て一緒に煮るより、最初にそれぞれ焼いてからトマトで煮込む方がうまみが凝縮されておいしいと思います。多少手間ですがぜひお試しください。
◇離乳食へのアレンジ例
初期…マッシュして食べます。おかゆと混ぜてもOKです。
中期…野菜を小さめに切りましょう。粉チーズで味付けしたり、ささみや白身魚と一緒に食べてもおいしいです。小さく切ったパンの上に乗せてもいいですよ。
完了期…野菜は食べやすい大きさに切りましょう。スパゲッティに絡めたり、ミニオムレツやハンバーグのソースにしてもいいですし、上にチーズをかけてオーブンで焼くのもおすすめです。
◇大人用の味付けについて
邪道かもしれませんが、クミン+トマト+にんにくの組み合わせは本当におすすめで食欲が増進します!塩・にんにく・クミンをしっかりめに入れてください。
巷では減塩が叫ばれていますが、スパイスは塩をしっかり入れて初めて風味が立ちます。それぞれを遠慮して入れていると味がボケておいしくありません。
ぜひ、少しずつ自分の舌で確かめながら味を調整してください。
離乳食で夏野菜たっぷり食欲増進レシピ!大人も大満足な二つ目のレシピ
■野菜のうまみが最大限に生きる「重ね煮」の冷製ポタージュ
年齢を問わず、野菜をたくさんおいしく摂れる優秀レシピです!
「重ね煮」というのは、お鍋に切った野菜を層にして重ね入れ、水や油をほとんど使わずに蒸し煮して、素材のうまみを最大限に引き出す調理法です。
離乳食で、ただ野菜をやわらかくゆでてマッシュする、というだけでは本当の素材のおいしさはわかりません。
重ね煮を使えば、素材同士のおいしさが合わさって、コンソメや顆粒だしを使う以上の体が喜ぶおいしさを感じられます。
◇材料
●かぼちゃポタージュ
・塩…適量
・かぼちゃ…1/4個(小さめ乱切り)
・玉ねぎ…1/2個(薄切り)
・(あれば)しいたけ…3個(薄切り)
重ね方:しいたけ→かぼちゃ→玉ねぎの順に重ねて入れます。
●にんじんポタージュ
・塩…適量
・にんじん…1本(厚さ5ミリくらいの輪切り)
・玉ねぎ…1/2個(薄切り)
・じゃがいも…1個(厚さ5ミリくらいのいちょう切り)
・しいたけ…3個(薄切り)
重ね方:しいたけ→じゃがいも→玉ねぎ→にんじんの順に重ねて入れます。
●コーンポタージュ
・塩…適量
・生トウモロコシ(なければ缶詰)…2本分(そぎ切り)
・玉ねぎ…1/2個(薄切り)
・(あれば)しいたけ…3個(薄切り)
重ね方:しいたけ→トウモロコシ→玉ねぎの順に重ねて入れます。
◇作り方
1.鍋の底に1つまみパラパラと塩をふり、上記の「重ね方」どおりに野菜を順番に重ね入れ、最後に上からパラパラと塩をふりかけ、フタをしてごく弱火で蒸し煮する。(焦げるのが心配な場合は、水をひと回し入れてから火にかける)
2.鍋からいい香り(本当に、レストランにいるような香りがします!)がしてきたら、フタをあけて野菜に火の通りを確認する。柔らかくなっていれば火からおろし、ひとまぜしてひたひたくらいの水(豆乳や牛乳でもOK)を入れる。
3.2をミキサーにかけてトロトロにする。
4.3を鍋に戻し、好みのとろみ具合になるまで水または牛乳や豆乳を加える。
5.塩こしょう(好みでしょうゆを少々足すとコクがアップします)で味を調え、冷蔵庫で冷やして完成。冷やしすぎに注意。
◇離乳食へのアレンジ例
初期…10倍がゆと混ぜて。
中期…5倍がゆに混ぜ、粉チーズを入れてリゾット風に。
後期…ゆでたマカロニと合わせて上からチーズをかけてオーブンで焼きます。
おわりに
いかがでしたか?
夏は食欲増進、栄養豊富、アレンジ自在のレシピが本当に役立ちます。たくさん作って、ご家族で元気に夏を乗り切ってくださいね!
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