2020/02/03
暖かくてじめじめした時期は、食中毒が気になりますね。
お弁当は、作ってから食べるまでに時間が空いてしまいますし、食べるまでに必ずしも涼しい場所で保管出来る訳ではありません。食中毒になりやすい環境で注意が必要です。
梅雨時期のお弁当を安全に食べるために、食材を傷みにくくする方法をご紹介します。
目次
梅雨時期のお弁当のは食中毒の危険大!
よく耳にする食中毒ですが、一体どういうものなのでしょうか。
そして、なぜ6月のじめじめした時期に食中毒が起こりやすくなるのでしょうか。
食中毒とは、食中毒を起こすもととなる細菌(さいきん)やウイルス、有毒な物質がついた食べ物を食べることによって、げりや腹痛、発熱、はきけなどの症状(しょうじょう)が出る病気のことです。
細菌による食中毒にかかる人が多くでるのは気温が高く、細菌が育ちやすい6月から9月ごろです。
引用:農林水産省 こどもの食育
細菌の生育に必要な3要素「栄養分」「水分」「温度」が揃う梅雨の時期は食中毒が起こりやすくなると言うわけです。
作ってから時間が経ってから食べるお弁当は、細菌の増えやすくなる時期には、食中毒のリスクが増えてしまいます。
梅雨時期のお弁当でも食材を傷みにくくする調理方法
食中毒が心配な梅雨時期でも、お弁当が必要な場合もありますね。
そんな時期には、まず調理方法を工夫する事が必要です。
調理のポイント―加熱!
ハンバーグやから揚げ、冷凍食品などは中心までよく加熱しましょう。卵焼きもよく火を通しましょう。
電子レンジを使うときは、途中でかき混ぜたりして加熱ムラを防ぎましょう。
実は手には細菌やウイルスがいっぱい付いています。おにぎりを握るときにラップを使うと細菌やウイルスが付きにくく衛生的です。
詰め合わせのポイント―水気を切る!
お弁当に水分は大敵!水分が多いと細菌が増えるおそれがあります。
おかずの汁気はよく切ってお弁当箱に詰めましょう。ごはん、おかずはよく冷ましてからフタをしましょう。
生野菜や果物を使うときはよく洗い、水気をきちんと切ってから詰めましょう。
特に夏は、作りおきのおかずを使わない方が安全ですが、使うときは、冷蔵庫に保存したものを使い、お弁当箱に詰める前は必ず火を通しましょう。
上記を踏まえ、調理をしていく事が必要です。
また、殺菌・抗菌作用のある食材を使用する事もおすすめです。
梅干し
梅干しに含まれるクエン酸が細菌の繁殖を抑えてくれます。
大葉
独特な香りのある大葉は、抗菌・殺菌作用が強い食材です。
ショウガ
ショウガの辛み成分「ジンゲロン」に、抗菌・殺菌効果があるとされています。
カレー粉
カレー粉に含まれるターメリックは、優れた防腐・殺菌効果があります。
おすすめの食材を利用したり、しっかり加熱をして調理をしたおかずを、お弁当に詰めて行きましょう。
梅雨時期にお弁当の食材を傷みにくくするレシピ
●唐揚げ【皮パリパリ中ジューシー】
材料 (2人分)
鶏肉 1枚
薄力粉 大さじ2
片栗粉 大さじ3
★胡麻油 大さじ3
★チューブにんにく 大さじ2
★しょうが 大さじ2
★砂糖 小さじ1
★醤油 大さじ2
★酢 大さじ1
■ 揚げあぶら1.鶏肉を一口大にきりましょう
2.★の調味料の中につけます 30ぷん
3.薄力粉、片栗粉をからめます
お箸をつかいます
4.低温からじっくりあげていきましょう
5.肉が浮いてきたら火がとおった証拠です
中までしっかり加熱をし、冷めてからお弁当箱に詰めましょう。
○大根の葉と梅で☆おにぎり
材料
ご飯 適宜
大根の葉 適宜
練り梅 適宜
塩 適宜
胡麻 適宜1.大根葉を細かく刻んで塩を振り、少し揉んでおく。3分ほど置いて水分を出す。
スポンサーリンク2.ボールに ご飯、しっかり水気を絞った大根葉、練り梅、塩、ゴマを混ぜる。
3.好きな形に握って出来上がり!
食中毒予防に、ラップで握る事をおすすめします。
さっぱりとしていて、食が進みそうですね。
○簡単お弁当♡ポテトのカレーマヨチーズ焼き
材料 (1人分)
じゃがいも 1個
カレー粉 適量
マヨネーズ 適量
とろけるチーズ(スライスチーズ、粉チーズ、ピザ用チーズ等なんでも♪) 適量
パセリ(あれば) 適量1.じゃがいもを一口サイズに切り、耐熱皿に入れてラップをし、竹串がスッと刺さるぐらいまでチンする。500Wで5分ぐらい☆
2.じゃがいもにカレー粉をまぶす。
3.アルミカップに移し、マヨネーズをかける。
4.チーズを乗せ、あればパセリをふる。
5.オーブントースターでチーズにこんがり焼き色がつくまで焼いたら出来上がり!
副菜も一工夫で、傷みにくいお弁当を作りましょう。
梅雨時期のお弁当の食材を傷みにくくするグッズ
○保冷剤
参考:アマゾン
作ってから食べるまでは、なるべく涼しい場所に保管しておくことが望ましいです。
お弁当用の保冷剤で、菌を増やさないよう、工夫をしましょう。
○お弁当用抗菌シート、バラン、カップ
参考:アマゾン
ワサビなどの抗菌成分が含まれているシートです。
盛りつけたお弁当にかぶせるものや、おかずの間に入れるバラン、おかずを入れるシリコン性のカップなど、様々なタイプがあります。
かわいい柄のものもあり、お子さんのお弁当のさし色にもなりますね。
○抗菌加工お弁当箱
引用:アマゾン
お弁当箱自体が抗菌加工だとさらに安心ですね。
使い終わったら、しっかりと洗うことは忘れずに。
最後に
お弁当用の殺菌・抗菌グッズが出ていますが、
食中毒を起こさないためには「菌を付けない、増やさない、やっつける」三原則を行う事が大切です。
梅雨時期のお弁当作りは食中毒に気を配り、美味しくお弁当を食べたいですね。
またお弁当を食べる際に、臭いが少しでもおかしいなと感じたら、食べる事は避けましょう。
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