2020/02/03
夏になると、親戚や友人、ご主人の会社仲間などからバーベキューのお誘いを受けることもあるのではないでしょうか。小さな赤ちゃんのいるご家族は参加すべきかどうか、非常に悩むところです。せっかく誘ってもらったので人間関係を壊したくないけど、赤ちゃん連れは難しいと感じる方も多くいらっしゃると思います。
バーベキューは山や海、川など自然の中で行われることが多く、赤ちゃんが快適にすごせる設備が整っているとはいいがたいです。
そこで、バーベキューは赤ちゃん連れで行ってもいいのか、行けるとしたら、いつ頃どのようになれば行っても大丈夫なのかを考えてみませんか。
夏の赤ちゃん連れ、バーベキューには下調べが必要
当然のことですが、夏の屋外でのバーベキューは、いくら日陰やタープを張った下にいたとしても、安全でエアコンのきいた快適な室内とはまったく異なる環境です。実際にバーベキューをする場所はどのような場所で施設設備はどのようになっているか、事前に調べてみることをおすすめします。
清潔なトイレがあるかどうか
オムツ替えも快適にできる場所でしょうか?おむつ替えは車内ですればよいという考えもありますが、家とは違いますし、必ずしも広さが十分ではないことも多く、やりやすいとは言えないのではないでしょうか。
安全な場所かどうか
川や海は水の事故や岩などでのケガの危険が潜んでいますし、森は木がうっそうと茂って迷子になったり急な坂から落っこちる危険性もあり、虫やヘビ、ハチ、マダニなど危険な動物もいます。毒キノコをうっかり触ったり口に入れたりして危険な状態になった、ということも珍しくありません。
また、熱中症も非常に気になるところです。山の上では天気が急変することも考えられます。
これらについて1つ1つ対策をして、お子さんから目を離さずにいるのはとても大変なことですよね。無理に参加すれば、家族みんながどっと疲れてしまいますし、下手をすれば重大な事故にもつながりかねません。
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夏の赤ちゃんにとって外は快適?
2歳くらいまでの赤ちゃんは、完全に大人と同じようなものを食べられる月齢、年齢ではありません。「食べて、飲む」のが趣旨の集まりは、赤ちゃんにとって適していると言えるでしょうか。
暑い中で長時間寝かされたまま、あるいはお母さんに抱っこされたりおんぶされたまま、快適にオムツも交換できない環境であれば、赤ちゃんにとって居心地がよいとは言えません。
また、大人ですら急速に体の水分が失われる時期ですが、水分補給は満足にできるでしょうか。
これら以外にもさまざまな視点があると思いますが、一番大切なのは、赤ちゃんの目線に立って考えてみるということではないでしょうか。
夏に赤ちゃんがバーベキューに行ける基準は?
それでは、いつ頃から、あるいはどのような状況であればバーベキューに参加ができるのでしょうか。ご参考までにいくつかポイントをご紹介いたします。
赤ちゃんに注目
・自分やまわりの状況が危険か安全かの判断がある程度できること。
・大人と変わらない食べ物が自分で食べられるようになっていること。
・暑い、寒いなどの状況下でも多少は耐えられるくらいの体力があること。
バーベキューに参加する他の人に注目
・子どもを連れていく(誘う)以上は、そのお子さんたちの安全について責任が持てる人たちでしょうか?
(口では「ちゃんと子どもをみるから」と言っていても、お酒を飲んだり喫煙したりして、子どもからうっかり目を離すことはよくありますので、注意が必要です。)
・子どもだけでなく、周囲に配慮ができる人たちでしょうか?
(たばこをポイ捨てしたり、自分たちの出したゴミを片付けないなどというのは言語道断です。)
おわりに
赤ちゃんの目線に立ってバーベキューに参加することが、ご家族にとって負担や問題がないようであれば参加しても問題ありません。
逆に、少しでも不安要素があったり、妥当な理由があるようでしたらやむを得ず不参加を選択されてもよいと思います。
人によっては勇気のいることかもしれませんが、不参加の場合はやんわりごまかさず、はっきりと誠実に理由を伝えましょう。
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