2020/02/03
RPA女子プロジェクトは、2018年9月19日の朝、NHK番組「あさイチ」で放映され、かなり多くの反響がありました。
私も、その番組を見て実際にRPA女子プロジェクトに応募した一人です。
やはり惹かれたのは、【在宅ワークで高時給】が得られるという言葉。
子育て中のママでも、通勤することなく高時給を得られるという魅力的な内容は、応募するのに十分なものでした。
目次
RPA女子プロジェクト研修とは?
あさイチの番組を見て、すぐにホームページをのぞいてみた私。
RPAラーニング for Women|RPA女子向けオンライン教育コンテンツ
https://www.maia.co.jp/rpa-women
内容を見てみると、株式会社MAIAという法人会社が、オンライン形式で研修を行うということでした。
RPA女子のオンライン教育について、よくサイトを確認してみると、下記のようなことが書いてありました。
RPA女子プロジェクト参加オススメな人
プログラミングやIT経験がなくてもOK
離職期間が長くてもOK
海外在住の人で完全リモートでもOK
この文言を見たら、当てはまる人は相当数いるんじゃないでしょうか。
オンライン教育にかかる時間
オンラインセミナー1回
演習問題12回
検定試験1回
約20時間~30時間
OJTという課題提出
約60時間
全部で約2ヶ月間を予定。
私は、申し込みするときに、サイトをよく見ていなかったので、20時間~30時間で終わるんだと勘違いしていました。
その時間ぐらいであれば、忙しい家事の合間でもできそうかも?と思える時間。
ですが、OJTという課題提出があり、それにかかる時間は約60時間も必要なんですって!!
あれ、そうすると合計で最低でも80~90時間かかるの!?
と、受講するときになって気づいた私。
もっとちゃんと確認しないとダメですよね^^;
とはいえ、通学するスクールのように、電車通学で通う必要がなく、いつでも自分のペースで受講できるので、ちょっとした誤算です。
気軽な気持ちで受講の申し込みボタンをポチッと押しましたが、他の人も同じ考えだったのかもしれません。
ですが、それは甘いことだと後で後悔します…。
RPA女子プロジェクト研修は予想以上に難しい
研修を受けた実体験を先に言うと、RPAは難しかったです。
プログラミングの一種ですからね。
理数系が得意な人なら問題ないと思いますが、私は完全に文系。
もう、ほんとに毎日毎日悩んでいました。
最初のほうは良いんです。
習い始めての初期は、ただただマニュアルに書いてあるとおりに進めるだけで、勝手にロボットが出来上がります。
このロボットっていうのはどういうものかというと・・・
事務作業で行う一連の単純作業を覚えさせて(プログラミングして)、短時間で処理できるようにしましょう、というもの。
よく分からない方のために、下記に例を一つ挙げますね。
実際に作るロボットの一例(参照:日立システムズ)
詳しい内容に関しては、守秘義務違反になるため伝えられません。
ここでは、日立システムズが公表しているRPAロボットを参照して記載します。
(参照:RPAによる業務効率化)
メールの転送・送信
メーリングリストで受け付けたメールを担当者へ転送(部門共通)
プロジェクトなどの期日フォローメールの送信(情報システム部門)
大量なデータ入力・登録
投信システムにおける約定データの入力(証券国際部門・事務集中部門)
煩雑なデータ集計・加工
営業成績情報の集計とまとめ(営業推進部門・企画部門)
決算資料の作成(管財部門や各部門と主計部門)
既存サービスの参照・活用
他サービス連携作業やテスト作業(情報システム部門)
手間のかかるインターネットでの情報検索・抽出
他社のニュースリリース情報/ SNS記事(広報部門)
担保物件の評価/他行のローン金利情報(融資部門)
TOB情報(証券国際部門)
市区町村などの反社会的勢力の処分情報(総合企画部門)
取引調査(照会依頼情報のオペレーション)(営業店)スポンサーリンク
箇条書きで少しわかりにくいので、2つほど解説をしますね。
メールの転送・送信に関しては、何かリマインドが必要なメールがあった場合にメールを送ってくれます。
○月○日までにプロジェクトAを完了させましょう!みたいなメールを、それに関わっている全員に忘れないようにメールさせることができます。
締め切りを忘れないようにするのであれば、Googleカレンダーなどでも代用できますが、RPAツールを使う必要があるのは、その取得する情報場所の違い。
それが、どこかサイト上の数字であったり、エクセルの数字を取得する場合であっても、正確に取得してくれて、大事な日に忘れないようにきちんとメールを送ってくれます。
手間のかかるインターネットでの情報検索は、Yahoo!やツイッター、経済ニュースなど、日々更新されるネット上の、知りたい情報だけを取得してくれます。
これらは、会社の規模が大きければ大きいほど、知りたい情報が多ければ多いほど、手間=人件費がかさみます。
こういった単純作業を、RPAツールを使ってロボットを作成することで、勝手にやってくれるようになります。
面倒な一連の流れをロボットが勝手にやってくれる!
しかも、正確に間違えることなく、かなりの短時間で終了します。
ロボットがいないと、一人の事務員の時間をかなり浪費すると思いませんか?
RPAツールを使うことって、とても魅力的ですよね。
RPA女子プロジェクトのOJTがかなり難しい
オンライン教育では、実際に役立つロボット作成を一人でできるように教育してくれるので、非常にありがたい内容でした。
RPAツールを使ってロボットを作成し、実際に存在する人間の一人として、活躍してもらうわけです。
オンライン教育の詳細について
オンライン教育では、まず20時間~30時間かけて基礎を学びます。
先に伝えたとおり、初期の頃は、ほんっとうに簡単であっという間に終わりましたが、どんどんハードルが高くなっていきます。
オンライン教育の修了を決めるOJTと検定試験について
上記の基礎を終えた後に、OJTと言われるロボット提出課題と、検定試験がありました。
OJTと検定試験に合格しないと、RPA女子にはなれません。
このOJT課題というものが、かなりのクセモノでした。
OJT着手から合格までにかかる推奨されている時間は約60時間!
実際に企業で必要とされるであろうロボットの制作(実務課題)が出され、そのロボットを一から全部一人で作成するのですが、かーなーりー骨が折れました。
OJTで出された課題のロボットを提出して、合格しないといけないので、みんな必死で取り組みます。
60時間より短い時間で終えられる人は、もともとSEだとかプログラミングをかじったことのある人だと思います。
ちなみに、私のスキルですが、ワード・エクセルの基本的な作業は問題ない程度。
経理や社保関係も一度携わったことがあるので、事務作業に関しては結構詳しいほうです。
そんなスキルぐらいですが、私の場合は本当に苦労しました。
ただこの感じ方も、人によりけりです。
私の場合は苦労しましたが、人によっては簡単なんだと思います。
RPA女子プロジェクトは詐欺なの?
グーグル検索で探すと、【RPA女子 詐欺】という文字があるのを見かけました。
ここは完全に否定しておきますが、詐欺ではないですね。
ちゃんとマニュアルがあり、スラックを利用したサポート体制も作られており、オンライン教育を行っていることについて、嘘はありません。
受講料分の価値があったかという点で見れば、それは、今後の活動によるのではないでしょうか。
合格するだけして、実際に仕事につかなければ、ただ受けただけで終わってしまい、受講料以上の報酬を得ることはありません。
RPA女子として合格したから仕事したい!と思っても、全く紹介されないのであれば、それも詐欺の一つになるかもしれません。
ですが、今のところ、お仕事を希望する方に関しては1社は紹介できているとの情報です。
RPA女子オンライン教育に合格できない人は時間&能力不足
RPA女子プロジェクトを詐欺だという人は、何を持ってそのように考えるのでしょうか?
そもそも、合格しなかった人に関していえば、完全に時間or能力が不足していただけのこと。
パソコンが得意でなかったとしても、かなりの時間をかければ最後まで完成するようにマニュアルは作られていました。
パソコンが得意じゃないかも、という方は、それだけの時間を確保して取り組むべきだと思います。
もし、ブラインドタッチもできないようであれば、文字を打つのも厳しいですよね。
頑張る!というのであれば止めないですが、相当時間がかかってしまうのは覚悟したほうが良いと思います。
あと、パソコン作業に慣れてない方は、きっと実務でも苦労するはずです。
リモートで仕事するということは、チャットツールであっても、
・相手の要求をしっかりと把握できること、
・こちらの伝えたいことがちゃんと伝えられるか、
というのは、とても大事なことです。
まとめ
RPA女子プロジェクトのオンライン教育を受けた私が、体験談を書いてみましたが、いかがでしょうか?
中には私の偏見も入っていますので、何か気になった方はいつでもお気軽にコメントくださいね。
現時点でのお話ですので、今後は内容が異なっているかもしれません。
まだ私は、実際にRPA女子として報酬の出るような活動はしていませんが、これからRPAを学ぼうと考えている方のお役に立てたらと思います。
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