2020/02/03
インフルエンザにかかると、高熱は出るし、体のあちこちが痛むし、激しい頭痛はするし、もう食事どころではありませんよね。
病院に行って薬をもらっても、すぐに治るということはありません。やはり基本はきちんと休んで、栄養のあるものを摂るということに尽きると思います。
しかし、おかゆやうどんすら受け付けない場合もあります。そういう時は何を摂ったらいいのでしょうか?
ここでは、インフルエンザで辛い症状がある時でも食べやすく、栄養も摂れる食べ物についてご紹介させていただきます。
目次
インフルエンザの時の食事は?どんな栄養素を摂ったらいいの?NGなものは?
インフルエンザに感染すると、悪寒の続いた後に39度以上の高熱が出ます。体がウイルスと戦っている時には大量のカロリーを消費してしまいますし、ビタミンB群やCなども失われます。
発熱のせいで汗をかいて大量の水分が失われ、ミネラル分も一緒に出ていきますので補給することが必要です。
回復傾向にある時には、体の機能を修復するタンパク質を摂ることが大切になってきます。
感染時は胃腸が弱り、消化吸収能力が落ちますので、脂肪分が多いものや消化の悪いものは控えた方が賢明です。
よくアイスクリームやプリンならのど越しがよいので食べられるという人もいますが、脂肪分が多く体の冷えるものはおすすめしません。物理的に冷たいというだけでなく、糖分の多いものは体が酸化し、冷えにつながります。(こういう場合はヨーグルトをおすすめします)
インフルエンザの時の食事は?食欲がなくても食べられて、栄養も摂れるものは?
あまりに症状が酷いと、おかゆやうどんすら食べられません。咀嚼ということすら苦痛なんですよね。できるだけのど越しのいいものがよいです。
ヨーグルト
一人暮らしでも冷蔵庫に常備しておけば手軽に食べられます。弱って善玉菌が減っている状態の腸のサポートにもつながります。また、タンパク質摂取に肉や魚は食べられなくても、これなら食べやすいですね。
野菜たっぷりポタージュスープ
料理研究家の辰巳芳子さんが提唱しておられる「いのちのスープ」でも知られていますが、飲み込むのが困難な人や病気で食欲の落ちた人にはとろみのあるスープはうってつけです。
一般的には、玉ねぎや芋類、季節の野菜を刻んで炒めてブイヨンで煮込んだものをミキサーにかけて作りますが、日々忙しい方が時間をかけるのは難しいものがありますので、私は「重ね煮」の方法をおすすめします。
これは、野菜の持っている自然のうまみをたっぷりとひきだす料理法です。野菜などの具材を一定の順序で、層のように鍋に重ね入れて弱火で蒸し煮にします。
↓重ね煮とは
http://wara.jp/blog/page-256/
蒸し煮した具材に出汁(コンソメ味である必要はありません。水や牛乳・豆乳でもおいしく作れます)を入れてミキサーにかけて塩で調味すれば簡単ポタージュのできあがりです。
玉ねぎ、にんじん、かぼちゃ、かぶ、じゃがいも、里芋、ブロッコリー、大根など、お好みの野菜を組み合わせて作ります。玉ねぎと芋類は入れた方がいいです。味もトロミもいい具合になります。
お子さんがインフルエンザにかかった時に作ってあげると、よく飲んでくれると思います。我が家では、死にそうな顔をして「何も食べたくない」と言っていた子供が、これを飲んで「もうちょっとほしい」と言うんです!驚きですよね。
たとえ子供に食欲がなくても、「食べつかせる」というのが親の腕の見せ所であり、病気の回復を早くするんじゃないかと思います。
ミキサーにかけたorすりおろした果物
ビタミンCなどが摂取できるので果物もいいですね。
噛んで食べることが厳しいので、ミキサーにかけたりすりおろしてあげたりすると食べやすいです。冬場なら、いちご、キウイ、バナナ、りんご、みかんなどが手に入りやすいです。
ヨーグルトと一緒にミキサーにかけてスムージー風にしても好評です。にんじんなど野菜を入れると栄養もアップしますね。
これらのものが十分摂れるようになったら、本人の希望に応じておかゆやうどんなどを出し、徐々に固形物の食事を出すようにします。
おわりに
いかがでしたか?
インフルエンザで「食欲がない」と言いつつも、何も摂らなければどんどん体が弱ってしまいます。
飲み込みやすく栄養のあるもので、一刻も早い回復を目指しましょう!
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