2020/02/03
年末になると、幼稚園や学校をはじめあちこちで餅つきイベントがありますね。
パック入りのお餅もいいですが、つきたてのお餅はとってもおいしいので、大人にも子どもにも大人気です!
実は、おうちでも特別な道具がなくても簡単に餅つきができるのをご存じでしょうか?
臼と杵、あるいは餅つき機がないとできないんじゃないかと私も思っていたのですが、家にあるものでできて、お腹いっぱいできたてのお餅を食べることができるんですよ。何より、子供たちがとっても喜んでお手伝いしてくれて、素敵な思い出にもなります。
ここでは、家で簡単に餅つきをする方法をご紹介いたします!
餅つきを家庭で簡単にやる方法!必要な道具や材料は?
臼も杵も、餅つき機も必要ありません!気軽に始められますよ。
【材料】
・もち米…1㎏
・片栗粉…適量
※市販のパック切り餅はだいたい1㎏入りで販売されていますね。今回はもち米のみで1㎏なので、一晩吸水させて蒸すと大幅に増量します。ご家族の人数や年齢に合わせて調整してみてください。
【餅つきに必要な道具】
・すり鉢(大きめのボウルでも代用可能)
・すりこ木(麺棒でも代用可能)
・蒸し器
・蒸し布(100円ショップのもので十分できます)
・大きめの鍋
※蒸し器は、下の写真のように大きく広がるものだと幅が調整できるので便利です。
※すり鉢は大きめのボウルでも代用可能なんですが、もち米を入れてトントンやりすぎるとボウルの底に跡がいくつも残ってしまうことがありますので気を付けてください。
餅つきを家庭で簡単にやる方法!手順をご紹介
餅つきを始める時は、手はきれいに洗って消毒しておきましょう。
【前日からの手順】
1.もち米を洗って、たっぷりの水に一晩つけておきます。
2.大きな鍋に4センチほど水を入れ、強火で沸騰させます。その間に、もち米をザルにあげて水を切り、蒸し布を水で濡らして固く絞って蒸し器の上に広げ、その上にもち米を入れて平らにします。
3.もち米を入れた蒸し器を沸騰した鍋の中にセットして蓋をし、25分ほど蒸します。
外に出ている蒸し布は、火災の危険がないように蓋の上にめくりあげておきます。また普通のアルミ鍋で蒸しているので、沸騰中に蓋がカタカタしないように重石がわりに小さめの土鍋を乗っけてあります。
最後の方はもち米のいい香りがしてくるので、それが終了の目安になります。
つやつやふっくらとして、食べてみて粒に芯が残っていなければ蒸しは完了です。
4.もち米を蒸す間に、すり鉢にお湯をはってすりこ木も入れてしばらく置いておきます。(こうすると餅をつくときにくっつきません)
5.もち米が蒸せたら、湯を捨てたすり鉢にあけて、すりこ木でぺったんぺったんとつきます。すりこ木で餅をつく人、お餅を返す人、すり鉢を押さえる人がいるとやりやすいです。
最初はお米の形がくっきりとしています。まだまだ熱いので、しゃもじを使ってお餅を返します。
だんだん伸びるようになって、お餅らしくなってきます。熱いのがおさまってきたら手水をつけてお餅を返していきます。
だんだん子供たちだけでできるようになってきたのでお任せして、お母さんは別の用事を済ませに行きます。「おりゃー!」とか「とりゃー!」とか言いながら、交代してお餅をついています。最後の方はけっこう体力勝負なようで、みんな汗をかいていましたね。
6.なめらかな餅の状態になるまでついたら手でひとまとめにし、お餅の端をつまんで、親指と人差し指をすぼめて反対の手でちぎって丸めます。バットなどに入れた餅取り粉をつけ、お皿に並べていきます。
これも「自分たちでやりたい!」というので、すべて子供たちにお任せしました。ずいぶんいろんな形がありますが、こういうのもいい思い出です。写真は一部です。1㎏蒸すとけっこうな量ができあがります。
【※注意!】
もっとお手軽にするために「もち米は蒸すんじゃなくて、炊飯器で炊いちゃだめなの?」という方がおられるかもしれません。「蒸す」と「炊く」は全然違います。炊くのは水を入れて加熱しますよね。そのため、つきあがりがベチャベチャとすごく柔らかくなって、成型しづらくなります。それが判明してからはきちんと蒸すようにしています。
餅つきを家庭で簡単にやる方法!こんな風に食べるとおいしい!
さて、いよいよつきたてのお餅をみんなで食べます。
今回用意したのは、
●くるみゆず味噌(味噌、砂糖、しょうゆをお好みの割合で混ぜて火にかけて練り、刻んだくるみとゆずの皮千切りを混ぜる。ゆずの皮はなくてもかまいません。)
●大根おろし納豆+ポン酢しょうゆ
●きなこ(きなこ+砂糖+塩)
その他、磯部巻きにできるように海苔としょうゆも用意しました。あんこやずんだあんなんかもいいですね!次回以降に用意したいです。
まあ子供たちの食べる事食べる事。普段の食事もこのくらいの勢いで食べてほしいものです。「見た目にお米の粒が残っているなと思ったけど、食べてみたら柔らかくてよく伸びておいしい!」とは小6の娘の感想です。
くるみゆず味噌が思ったより好評でしたね!味噌の甘辛さやくるみのカリカリとした食感、ゆずのほのかな香りが食欲をそそるようです。
大根おろし納豆も、「お餅もおいしいけど、これご飯にどっさりかけて食べたい!」とは小3の息子の感想です。確かにそうかもしれません。
子供5人、ものすごい食欲ではありましたが、さすがに多すぎました。しかし、考えてみてください!国産もち米使用のシングルパックの切り餅を1㎏買うことを考えると、餅つきの手間はかかりますが自分たちで作るととてもお得なんですね。
(ちなみに今回使用したもち米は国産の単一原料米で1㎏450円でした。)
家族でワイワイ楽しく餅つきができて、その上たくさんお餅ができるんなら、これはやってみて損はありません。
子供にお餅をいつ食べさせたら良いの?と迷っている方には、別記事でまとめましたので、ぜひ参考になさってくださいね。↓
子供にお餅、何歳から食べさせていいの?注意するポイントはある?
おわりに
いかがでしたか?
臼と杵がなくてもできるお餅つきは子供でも簡単に参加できて、とても盛り上がります!つきたての柔らかいお餅もとってもおいしいです。
ぜひ一度やってみてくださいね!
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