2020/02/03
子供が2歳前後になると、手がつけられないような事が増えてきますよね。
何を言ってもイヤイヤばかり。
バスや電車ではおとなしくしていられない。
買い物に行けば、欲しいものを買ってもらうまで泣いて暴れる。
何回注意しても、危ないことをやめない。
一日が終るころにはもうヘトヘト、というお母さんも多いはずです。
ここでは、私が子育てで魔の2歳児を抱えていた時の体験談を交えて、穏やかに乗り切る方法を考えていきたいと思います。
2歳の子育てにイライラしたら?「魔の2歳児」とはそういう時期です。
産後の寝不足で辛かった時期を乗り越え、子供は一人歩きするようになって、ようやく子育ても落ち着いてきた?と思ったのもつかの間です。
2歳前後になると、突然わが子が手も付けられないくらいのわがまま(?)に変貌することがあります。
これがいわゆる「魔の2歳児」というものです。
5人の子供がいる我が家は、現在一番下が2歳ですが、これまでそれぞれの魔の2歳児っぷりがありました。
・ママから離れたくないので、泣いてベビーカーには一切乗らず抱っこ。(2歳前)
・勝手に自分の髪の毛をメチャクチャに切っている。(→女の子)
・面白がってよそのママのスカートの中にもぐりこむ。(→男の子)
・川のコンクリートの土手をすべり台がわりにしてズボンを何度も破く。
・帰省中の電車で、車両の端から端までドタバタ走る。
・壁やいす、テレビの画面など手あたり次第に落書きをし、シールを貼る。
・買い物では自由に走り回りたいので、カートに乗せると泣いて暴れる。
挙げればキリがありませんが、何度注意してもほぼ効果なしなんですよね。変な汗をかいたことも数知れずです。
この時期は自己主張が強くなり、順調に成長している証拠だとも言われます。
たいがいどのママも通る道です。
2歳の子育てのイライラを解消した体験談!自然体で楽に乗り切ろう
2歳前後というと、まだ園に入らずおうちで過ごしている子もいると思います。うちもそうでした。子供は家に居ても体力を持て余してしまう時期ですよね。
私は1人目の子が2歳くらいの時に、ネットで子育て情報を見ていて、思い切り遊べてお友達もできそうな児童館や、プレ幼稚園みたいなものに行ってみた方がいいのかなぁと思って出かけてみたこともあります。
しかし、あまり子供や私には合わなかったんですね。
子供は他の子供の遊んでいるおもちゃを取り上げて、そのおもちゃでポカポカ頭をたたいたり、仲良くなりそうかなーと思ってみていると突き飛ばして相手の子を泣かせたりして、そのたびに私もその親子に謝るのがストレスになってきました。
お母さん同士の社交辞令みたいな会話も息苦しくて、もっと子供も自分も自然体で楽しく過ごせないものかと思っていました。
考えてみると、2歳児は勝手気ままに見えても、実は心がぐんぐん成長していて好奇心は旺盛、すごく大切な時期なんですよね。
この時期を、大変だと思うんじゃなくて、もっと子供と楽しまなくちゃと思いました。
そこで、親があれこれ口うるさく注意しなくても、周囲に気を使わなくても、子供ものびのび心行くまで遊べて、親も子供の成長をのんびり楽しく見守れるように、人気のない広い場所を探して親子でのんびり遊びに行くことにしました。
河川敷公園、広い芝生公園、小さいけれど人のほとんど来ない近所の公園などでした。家の周りの空き地で遊ぶこともありました。
子供は遊具がないと遊べないということはなく、実は遊具で遊ぶのは最初のうちだけだったりします。そのうち、落ちてる小石や葉っぱ、木の枝で遊んだり、地面の砂を掘ったり、自分で「おもちゃ」を見つけて遊び始めるんですよね。
ひたすら穴を掘ったり、石を積んだり、大人にとっては「それって何の意味があるの?」と思うようなことに興味を持ってずっと遊び続けることがありますが、これが実は子供の成長にとって大切なことのようです。
(↓こちらに子供の遊びの重要性について書かれています。)

出典:Amazon
周りに人がいませんから、誰も子供の遊びを邪魔しませんし、誰にも迷惑かけません。
どんなに都会であっても雑草は生えているし、花も咲きますし、虫もいますよね。子供は大人が気づかないような小さな「自然」を発見して、夢中になります。もう帰ろうよ、と言ってもなかなか帰ろうとしません。そういう時に備えて、おにぎりと水筒を持参してました。
親も楽です。特に危険もなさげですが、一応安全には気を付けてあげて、あとは子供が何に興味があるのかなぁとか、いま何して遊んでるのかなぁとか、興味を持って見守っていればいいだけです。
ヘタに大人が関わらなくても、案外勝手に自分で遊んでます。兄弟がいるといい意味でまた変わってきます。
子供のすることを眺めていると、びっくりするくらい面白くて「この子ってユニークだなぁ」「ひょっとして天才かも?」と思いがけない再発見があります。いつも怒っているのは、逆にこの子の才能をつぶしてるのかなぁと感じることすらあるくらいです。
下の子が産まれても上と一緒にこういう外遊びに連れ出すようになったのがよかったのかどうか、3人目以降くらいからだんだんと、2歳児特有のストレスをさほど感じずにいます。
たとえば、最近うちの一番下の子と近所の公園に出かけた時のこと。
大人にとっては、「ブランコと滑り台とジャングルジムくらいしかない小さい公園」と思いがちな場所なのですが、子供を観察しているとどうやら「面白いことだらけのワンダーランド」のように見えているみたいです。
ひととおり遊具で遊ぶと飽きてしまいます。
やがて「こんなところで?」と思うような場所に興味を持って遊び始めます。
こういう狭いところは大好きみたいですね。何度も出たり入ったりして、ここを通るとどこに出るのか確認して、周囲をぐるぐる回ってしばらく探検をしています。
ここは大人からすれば低い柵ですが、2歳にとっては乗り越えるのもひと苦労。なんとかして乗り越えたい!その頑張りを応援したいママは、できるだけ手を貸さないようにして見守ってます。がんばれ~。
一度乗り越えられると自信がついて、何度も繰り返して楽しんでいます。
公園の外の側溝が気になる模様。大人は当たり前の風景ですが、いったいこれは何なのか、どこまでつづいているのか不思議みたいです。側溝に沿って歩いていきます。車には注意しようね。
ついには靴も靴下も脱いで裸足に!この方が気持ちいいみたいですね。公園中を気のすむまで走り回っています。泥んこになっても気にしません。それが子供らしく遊ぶということなので。
さて、お昼のチャイムが鳴りました。
小さな公園なのに、気づいたら2時間くらい過ごしていました。
何の制約もなく自由に遊び続けて満足したのでしょうか、帰りのお買い物はとてもお利口にカートに乗ってくれました。(普通に買い物に行くと歩きたがり、カートに乗せると泣いて暴れます。)
満足するまで遊べた日は、よくお昼寝もしてくれますし、ご飯もよく食べてくれます。ママの家事もスムーズにいくことが多くなります。
こういう体験が週に1度でもあれば、かなり子供の様子も変わってきます。週末はパパにも協力してもらって、自然の豊かな場所へ遊びに行ったりするのもいいと思います。
おわりに
魔の2歳児は、怒る方も怒られる方もストレスがたまっていい事がありません。
頭ごなしに押さえつけたり口うるさく言い聞かせるよりも、迷惑のかからない場所で気のすむまで思い切り自由に遊ばせてあげると、子供の素晴らしいところもはっきり見えてきて、自然とわがままもおさまってくるように思えます。ママも楽になりますよ。
ぜひ一度お試しください!
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