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おせち料理の意味や由来って何?受け継いでいきたい日本の心とは

time 2017/10/13

年の暮れが近づくと、毎年あちこちでおせち料理のパンフレットを見かけますね。全て手作りするという方もいらっしゃるでしょうか。

しかし、せっかく高いものを購入しても、あるいは頑張って作っても、「そんなにおいしくないね」なんて、意外と報われないこともありますね。特に小さな子供はあまり積極的に食べてくれません。

では、おせち料理が廃れてしまってもいいんでしょうか。
私はNOだと思います。

おせち料理には日本人が古来から大切にしてきた心があり、それを受け継いでいった方がいいと考えるからです。

ここでは、おせち料理に込められた日本人の心を考えてみたいと思います。

おせち料理の意味や由来って何?そもそも何から始まった?

数年ほど前に、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されましたね。

1.多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
2.健康的な食生活を支える栄養バランス
3.自然の美しさや季節の移ろいの表現
4.正月などの年中行事との密接な関わり

この4つが和食の特徴として挙げられていました。

おせち料理もこの和食の代表的なものですよね。家族や地域で自然の恵みを分け合い、食事の時間を共にすることで、その絆を深めてきました。

おせち料理の起源は、弥生時代とも奈良時代とも言われていますが、そもそもは日本の農耕文化と大いにつながりがあるもので、作物の収穫や自然の恵みに感謝するようになり、ことあるごとに神様に感謝の祈りを捧げたそうです。

そのうち中国から暦がもたらされ、季節の変わり目である「節」ごとに行事が行われるようになり、その時に神様に捧げた料理がおせち料理の始まりと言われています。

この「節」ごとの行事は、平安時代になると宮中の行事「節会(せちえ)」として定着していき、そのうち最も重要な「年の初め」を祝うお正月の料理が「おせち料理」となっていきました。

江戸時代になると、おせち料理とは別に「食積(くいつみ)」という料理がお正月に食べられるようになりました。これは酒肴が重箱に詰められたものでした。

これらが合わさり、現在のように酒肴や煮物、焼き物などが重詰めされたおせち料理が登場するようになったのは、実は戦後のことです。デパートが見た目に美しいおせち料理を売り出したことが始まりのようです。

おせち料理の意味や由来って何?重箱を使う理由は?それぞれの料理の意味は?

おせち料理を重箱に詰めるのはなぜ?

昔は今のようにラップがなく保存の際に食べ物にほこりが入るのを防ぐため、あるいは重ねられるので場所を取らないため、などといういわれもあるようですが、「幸福やおめでたい事が重なりますように」という願いをこめたものです。

重箱には段ごとに詰め方の基本があります。(地方によって違いがあります)

■一の重
祝い肴と呼ばれる、酒の肴が中心です。
黒豆・かずのこ・田作りなど、お酒のおつまみになる料理を詰めます。

■二の重
「口取り」と呼ばれる、栗きんとん、紅白かまぼこ、厚焼き玉子など子供から大人まで食べられる甘い料理が中心です。昔は砂糖が貴重でしたので、ごちそうの段でした。

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■三の重
焼き魚やエビなど海の幸を詰めます。

■与の重
レンコンやクワイの煮しめなど山の幸を詰めます。
四という字は死を連想させるため、与の重(よのじゅう)と呼びます。

これらのたくさんの料理を、色の取り合わせに配慮して重箱いっぱいに盛り込みます。赤、青、黄、白、黒の食材の色で彩り豊かにして、隙間を作らないようにします。ぎっしり詰められた重箱は、豊かさをあらわします。

それぞれの料理の意味は?

日本人は、古来から言霊(言葉に宿る力)を大切にし、声に出すと現実になると信じられてきました。よい言葉は幸運を招くと言われ、おせち料理の1つ1つにはそのような考え方がとてもよく表れています。

・数の子…子孫繁栄。

・かまぼこ…赤は魔除けや慶び、白は清浄を表します。

・伊達巻…巻物に似ていることから、知識が増えるようにとの願いを込めて。

・黒豆…邪気を払い、黒く日焼けするほどマメに働けるように。また、黒は魔除けにも通じます。

・きんとん…栗やサツマイモから作られ、その色から金運がよくなるように。

・ごぼう…地中深くまで根を張るので、家の安泰の願いを込めて。

・海老…曲がった腰と長い髭を老人に例え、長生きできるように。また脱皮しながら成長するので、出世できるように。

・ごまめ(田作り)…おかしら付きの魚は縁起が良いので。また、材料のカタクチイワシは田畑の肥料だったことから五穀豊穣の願いをこめて。

・昆布…「よろこぶ」に通じるため。

・れんこん…たくさんの穴があるため、将来の見通しが利くように。

おせち料理の意味や由来って何?受け継いでいきたい日本の心とは?


昔は病院やよくきく薬なんてなかったですし、作物も今以上に天候に左右されやすかったはずです。当然流産や死産、幼い子供の死も今より多かったと思います。

健康、長寿、経済的安泰、子孫繁栄など祈れるものをすべて料理になぞらえてお重箱に盛り、謙虚な気持ちでお正月にやってくる年神様に捧げ、そのあと家族や地域で新年の幸せを祈って感謝していただくというものであり、決してごちそうを食べることが目的ではありませんでした。

「みんなでいただく」ということについても、お正月は故郷を離れた家族も帰ってきます。家族・親族がそろうことが幸せなんですね。そうやって、家族や地域の絆を育んできたと言われています。

そういう心は大切にしていきたいですね。

今のおせち料理やお正月の食べ物というのは、おいしいものを食べるということが主流になってしまって、こういった心・おせち料理の良さが薄れてきているようにも思えます。

おわりに

いかがでしたか?

本来のおせち料理とは、自然の恵みに感謝し、地域や家族の幸福を祈るために作られたものでした。意味を知れば、おせち料理に対する見方が変わってきますね。

今の時代だからこそ、謙虚な気持ちでお正月準備を整えて家族みんなで幸せに過ごしたいですよね。

みなさま、どうぞよいお正月をお迎えください!

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自己紹介

運営者の吉田あいです。

日々の体験談や、興味あることについてのまとめ記事を書いています。常に笑顔でポジティブ思考です♪コメント随時お待ちしています!よろしくお願いします(^▽^)/

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