2020/02/03
お正月のおせち料理って、頑張って準備したわりには「おいしくない」とか「飽きた」とか言われてたくさん残ってしまって、苦労が報われないなんて感じたことはありませんか?
煮しめや田作りなど、そもそもおせち料理には1つ1つ意味が込められていて伝統あるものなので、家族が食べないからといって失くしてしまうというのもさびしい気がしますね。
でも、大丈夫です!残ったものをアレンジすれば、子供もおいしく食べられます。
ここでは、メジャーなおせち料理を簡単おいしくアレンジするアイデアをご紹介します。
おせち料理の余りはアレンジでおいしく!子供も喜ぶ簡単アイデア
煮しめのアレンジ
煮しめは体を温める根菜の宝庫なのどんどん食べてほしいのですが、そのままだとあまり子供は積極的に食べません。でも、このようにすれば「おかわり!」と必ず言います。
●煮しめの混ぜ寿司
具材を細かく切って、酢飯に混ぜるだけです。そのままでもいいんですが、ここに錦糸卵や刻みのりを乗せてあげると「ごちそうだー!」と喜んでくれます。
「煮しめ自体がごちそうのつもりで作ってるんだけどね」と毎年1人つぶやいています。
●煮しめカレー
すでに火が通っているので水を入れて軽く煮るだけでできます。そのまま具材を転用すると「なんか前の煮物が入ってるよ!」と子供たちに指摘されますので、細かく切ってバレないようにします。
余裕があれば、炒め玉ねぎやお肉などを追加で入れた方がよりおいしくなります。
●煮しめ天ぷら
れんこんが多めに残った時におすすめします。天ぷらを作る時、れんこんなんてめんどくさいから揚げないですが、煮しめのれんこんならすでに火が通っている上に味もついているので、意外なおいしさで子供もハマるかもしれません。我が家はすぐに売り切れました。
なますのアレンジ
見た目に紅白で美しいのですが、これも子供にとっては酸っぱいだけで、なぜ食べるのかさっぱりわからないものの1つのようです。
●なますサラダ
酸っぱい味はマヨネーズでまろやかにすれば食べやすくなります。千切りキャベツやコーン缶を加えるとコールスロー風になります。隠し味的に、マヨネーズに練りからしと塩コショウを混ぜるとおいしさアップです。
●なますのチヂミ
だまされたと思ってやってみてください。我が家では大根を千切りにしてチヂミを作ることがよくあるのですが、酸っぱいなますでも大丈夫なんです!(チヂミをポン酢で食べるとおいしいことを考えればご納得いただけるでしょうか?)
水分を切ったなますと、同程度の重量の小麦粉(目分量で適当でもOK)、卵1個、塩少々を混ぜて生地を作り、フライパンで薄く丸くのばしてこんがり焼きます。
私はポン酢+ごま油で食べるのが好きですが、子供たちはお好み焼きのようにマヨネーズとソースと青のりをかけて「おいしいおいしい!」と食べていました。
売れなかったなますが嘘のようです。
栗きんとん・黒豆のアレンジ
おそらくそのままだとただ甘いだけなので、子供にもあまり人気がなく、殿方もあまり箸が進みません。それなのに、お菓子に転用すると奪い合いになるほどのレベルで生まれ変わります。
●黒豆や栗きんとんを入れたホットケーキ
これは王道ですね。カップケーキやパウンドケーキ、スコーン、なんでもいいんですが、ホットケーキにするのが一番簡単でおいしいです。
プレーンでも、抹茶やココア味にアレンジしてもいいですね。
●冷凍パイシートでマロンパイ
これはそのまま、適当な大きさに切ったパイシートに栗きんとんを乗せて、オーブントースターで焼くだけです。何の工夫もないですが、贅沢なおやつです!
田作りのアレンジはできない?
これは正直言いますと、今もうまいリメイク方法が思いついていません。
子供で田作りが好きだという子はあまりいないと思います。かく言う私も苦手で、歯にくっつくし、魚のしっぽが口の中で刺さるし、いつまで噛んでも口の中に残っているし、何がおいしいのかさっぱりわかりませんでした。
1つ言えることは、「わざわざリメイクしなくても最初からおいしい田作りを作る」ということです。
ポイントとしては、
・小さめのごまめを使う(「食べるいりこ」などもいいですね!)
・くるみやアーモンドなど、ナッツ類を贅沢にザクザク入れる
これは重要だなと感じています。
そして、裏技と言うか、邪道だと怒られるかもしれませんが、
『ごまめを「素揚げしたささがきごぼう」に変更する』
というのがあります。(すいません。ごまめじゃないよね、とか言わないでくださいね)
魚をごぼうに替えて田作り風を作るというのはベジタリアンの世界ではメジャーな手なのですが、これがあまりにおいしくて、我が家では長女とパパが非常にはまっています。
甘辛い味付けのカリカリごぼうとナッツが絶妙で、お酒のおつまみにもうってつけ、日本酒がガンガン進んでしまいます。
年末に太いごぼうを4本も投入して必死こいて作ったささがきごぼうは、油でカリカリに揚げるとかさが3分の1くらいに?減ってしまいます。ちょっと悲しくなる瞬間です。
それでも、家族が何度もおかわりしてくれるのを見ると、「大変だったけど作ってよかったなぁ」と思えてきます。
本当はおせち料理そのものがそうあってほしいんですけどね。
おわりに
いかがでしたか?
せっかく一生懸命準備したおせち料理ですから、最後まで残さずおいしく食べてほしいですよね。
ぜひお試しください!
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