2020/02/03
毎年冬場はインフルエンザが大流行しますね。
インフルエンザのニュースが出始めると自分の周囲でも感染した知人がちらほら出てきて、気をつけなくちゃと思っているうちに自分もインフルエンザらしい症状が出て、結局1週間ほど寝込んでしまったなんていうのは、あるあるパターンでしょうか。
ところで、悪寒など初期の状態に気づいた時は、もうひととおり症状が出て苦しむしかないのでしょうか。この時点で抑え込めたらいいなと感じたことはありませんか?
私はたぶん不可能だと思っていたのですが、ビタミンCサプリを頻回摂取することで、「軽く済んだ」と感じられるような体験があったので、お伝えします。
目次
インフルエンザの症状が出た!ビタミンCは病気の時どのように作用するの?
そもそもビタミンCとは、
・皮膚や粘膜の健康維持に役立つ。
・病気の抵抗力を強める。
・抗酸化作用(老化や病気などの原因となる有害な活性酸素から体を守る)がある
・貧血予防(鉄や銅の吸収を助けるなど)
といった効能があると言われていますが、活性酸素を除去する、免疫機能を強くする、インターフェロン(抗ウイルス性タンパク質)が作られるのを助ける、ウイルスが不活性化する等、感染症に有効だとされる化学的な報告もあります。
「ビタミンCとウイルス」より
ビタミンCには、一般的にウイルスを不活性化する効果がありこれまでにビタミンCによって試験管内で中和されたり、感染者の体内から根絶されたウイルスは多種にわたり、ヘルペスウイルスはその一つに過ぎない。(Levy, 2002)。
他のウイルスを試験管内(生体外)でビタミンCと混ぜ合わせたときに見られた不活性化と同様に、以前に行われた2つの研究では、ヘルペス感染症にビタミンCを用いることによって後に見られた臨床結果と一貫性のある結果が見られている。
試験管内でビタミンCをヘルペスウイルスと混ぜ合せたところ、ビタミンCによって、ヘルペスウイルスが不活性化されたのである
(「Holden and Resnick, 1936; Holden and Molloy,1937」)。ビタミンCを用いたウイルス治療における最も重要な要素は、十分な量を、十分に長い期間にわたって与えることである。
特定の慢性ウイルス症候群は、ビタミンCを投与してもすぐには消散しないが組織や臓器にすでに甚大な損傷があり、文字どおり死の一歩手前にある患者でないかぎり、ビタミンCで急速に消散させることができない急性ウイルス症候群というものは、今の時点ではない。
引用元「国際オーソモレキュラー医学会ニュース」
http://www.iv-therapy.jp/omns/
ウイルスとビタミンCを混ぜるとウイルスが不活性化するなんて、おどろきですね!
インフルエンザの症状が出た!ビタミンCの摂取方法は?
ビタミンC摂取で体の抗酸化力(病気や老化の原因となる活性酸素を阻止する力)を上げるためには、血液中のビタミンCの濃度を上げる必要があります。
しかし、早くよくなりたい一心で一度にたくさんビタミンCを摂取しても、30分後には半分になり、数時間後には元に戻ってしまいます。(一時的には血中ビタミンC濃度は高くなりますが)
なので、血中濃度を高く保つためには、1日に細かく何度もビタミンCを摂取します。
どれくらいの量が最適かということは非常に個人差があるようで、それぞれ変わってきます。たとえ同じ人でも、その時の体の状態や病気の程度によっても必要量が変わってくるそうです。
アメリカ、カリフォルニア州のロバート・カスカート医師の長年の臨床経験によってできた「腸管耐容量」(下痢を起こさずに摂取できるビタミンCの上限量)は以下の通りです。
インフルエンザは1日あたり100~150g、摂取回数は1日に8~20回となっていますね。
我が家では、1回あたり1~2g(DHCのビタミンCカプセルで言うと2粒~3粒、子供は少なく大人は多く)を30分おきに、症状が落ち着いてくるまで飲むようにしています。
これまでにインフルエンザや風邪の症状が出始めた時にこの量の摂取を続けて、副作用が出たことは一度もありません。
インフルエンザの症状が出た!軽く済んだと思われる私の体験談
どんなに気を付けているつもりでも、インフルエンザ流行の時期はたいがい子供の通う学校でも学級閉鎖があり、毎年誰かがもらって帰ってきます。数年くらい前、次々と家族にうつっていった年がありました。
私もなんとなく悪寒がしてきて「私もついにきたか」と覚悟を決めたのですが、親である自分が倒れるわけにはいかないので、ビタミンCカプセルを1回あたり3粒、30分おきに飲んでいました。昼間から夜寝る前の9時くらいまで続けていたでしょうか。
そうすると、その日はずっと悪寒だけが続いて、結局高熱は出ませんでした。家事も普通にできましたね。そして早めに布団に入って一晩ぐっすりと寝ると、翌日は熱も悪寒も頭痛もない状態になっていました。(多少体力が消耗した感じはありましたが)
それより後は、何事もなかったように日常生活を過ごせました。量と間隔は減らしましたが、一応完全に回復するまではビタミンCは継続して摂取していました。
これが、もしかしたら一般的に言われる「軽く済む」ということなのかなと感じました。
その後も、咳の出始めやのどの違和感を感じた時など、すぐにビタミンCを続けて摂取するようにしているのですが、続ければ必ずもとに戻るようです。
以前このサイトで「インフルエンザの症状緩和を助ける」ということで、水素のサプリメントをご紹介しましたが、水素は粒が細かいために腸に届く前に体のあちこちで速やかに強い抗酸化作用を発揮するので、インフルエンザの特に辛い症状にいいわけです。
ただ、価格が安くはないので、インフルエンザの初期症状がビタミンCの継続的な摂取で抑えられる助けになるのであれば、そちらの方がありがたいです。
粗悪品には注意が必要ですが、ビタミンCは比較的安価で手に入ります。
抗酸化サプリメントも使い分けが大切ですね。
インフルエンザの症状が出た!ビタミンCは摂りすぎると副作用はないの?
ビタミンCは水溶性のビタミンで、摂りすぎてもその分は尿として体外に出されますので、副作用の心配はないと言われてきました。
しかし、下痢や吐き気、ごくまれに腎機能関連の副作用も報告されていますので注意が必要です。
→ビタミンCの所要量と過剰摂取による副作用
http://supplementmanual.blog33.fc2.com/blog-entry-23.html
ただ、病気が深刻になればなるほど、体に必要なビタミンCの量は増加します。
そこまで神経質にとらえる必要もなさそうです。
おわりに
いかがでしたか?
私の場合は、インフルエンザの初期症状があらわれた時にビタミンC摂取を続けて、驚くほど早く元気な状態に戻れました。
ワクチンを打てば、もしかかっても軽く済むとはよく言われますが、わざわざお金を払ってワクチンを打たなくてもこれで軽く済むのなら、こちらをおすすめします。
極端に飲みすぎなければ害のあるものではないですし、試す価値は十分あると思います。
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