2020/02/03
画像引用:トワイライトエクスプレス瑞風 公式ページ
2017年6月17日から、西日本でもクルーズトレインが走り出しました。
TWILIGHT EXPRESS 瑞風 MIZUKAZEです。
「TRAIN SUITE四季島」の開始から約1ヶ月後のスタートです。
東の【トランスイート四季島】、西の【トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)】ということで、瑞風の詳細についてご紹介します。
トランスイート四季島のデザイナーや料金・路線について は前回書いたので比較してみてください。
トワイライトエクスプレス瑞風の停車駅に決定したことによって変貌した駅はこちらの記事です。
トワイライトエクスプレス瑞風のデザインについて
トワイライトエクスプレス瑞風のデザインは、四季島とは対照的なレトロ調で設計されています。
「昭和初期に流行したアールデコ調をベースにした」(デザインを監修した建築家の浦一也さん)という内装は、木を多用した重厚な雰囲気で、クラシックホテルをイメージさせます。
外観は流線形で、へッドライトもまるく、昭和を感じさせます。
担当したインダストリアルデザイナーの福田哲夫さんは、「過去の鉄道車両をモチーフとして取り入れ、懐かしさを感じられる形にした」と話しています。
トランスイート四季島とは異なり、トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)には受け継ぐ伝統があります。
その伝統とは、15年まで大阪と札幌を結んでいた寝台特急「トワイライトエクスプレス」のことです。列車名や車体色、エンブレム、食堂車の名称など、随所に往年の人気列車の面影を残しています。
トワイライトエクスプレスの画像引用:鉄道新聞
ただ、寝台特急トワイライトエクスプレスと大きく違うのが運行区間です。
京都・大阪を起点に、山陽本線と山陰本線をそれぞれ経由して、山口県の下関へと西に向かいます。瀬戸内海や日本海を望む車窓が売りの一つで、どの車両も窓が大きく取られています。
山陰本線を走行するときは客室は海側には面していないものの、部屋のドアを大きく開放すれば景色を眺められるようになっています。もう一つの特徴が、列車名にもある風、を感じられるように、一部の窓が開く点です。加えて、最後尾にある展望デッキに出ることもできます。
トワイライトエクスプレス瑞風のスイートや車内について
客室は3タイプ。
最も豪華な「ザ・スイート」は、なんと7号車に1室だけ。
ダイニングとベッドルームが別々で、さらにバスタブ付きのバスルームも備えています。
ザ・スイート
世界的にも希少な1両1室の広いスペースで、エントランスやプライベートバルコニー、リビング・ダイニング、寝室、バスタブ付バスルームを備えた客室タイプです。
客室は2階、通路は1階と分かれていて、1両丸ごと占有できる国内最高峰の個室となっています。
上記と下記すべての画像引用:TWILIGHT EXPRESS 瑞風 MIZUKAZE 公式ページ
ロイヤルツイン
1両に3部屋ずつある「ロイヤルツイン」は全部で13部屋と、瑞風でメインとなる個室。ソファを引き出してベッドになります。
中国地方の5県の木材を用いたドアや沿線の伝統工芸品が使われています。
ロイヤルシングル
「ロイヤルシングル」は、他のクルーズトレインにはない1人用です。ツインより狭く、エキストラべッドを使えば2人でも利用できます。
食堂車にはオープンキッチンがあり、客席から調理風景を見ることができるのが特徴です。京都の老舗料亭「菊乃井」が監修した和食や、大阪のフレンチ「HAJIME」監修の洋食を中心に振る舞われます。
その隣の車両にあるラウンジはバーカウンターなどを備え、乗客の社交の場としての役割を担っています。
大きな窓の展望スペースの先に、展望デッキがあります。
走行中も最後尾なら外に出ることができ、走行中の風や空気を味わうことができます。
トワイライトエクスプレス瑞風の料金と路線について
トワイライトエクスプレス瑞風の料金について
1泊2日コースの場合、25万円(税込み)からと、トランスイート四季島よりは安めです。
トワイライトエクスプレス瑞風の路線について
瑞風は山陽コースの上り下り、山陰コースの上り下り、山陽山陰の周遊コースと5つの観光タイプが用意されています。
片道プランにした場合、片道分は別途手配する必要があります。
車外に出られる立ち寄り観光は1日1回のみで、車窓を楽しむのがメインです。
トワイライトエクスプレス瑞風の料金や各コースの詳細 公式ページ
おわりに
トワイライトエクスプレス瑞風は、コンセプトにもあるように高級ホテルのような上質さと、心休まる懐かしさを感じられる列車です。
美しい車窓を眺めて、一流の食の匠による料理が食べられます。
TWILIGHT EXPRESS 瑞風、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
トワイライトエクスプレス瑞風 公式予約ページからご予約ください。
トランスイート四季島のデザイナーや料金・路線について は前回書いたので比較してみてください。
トワイライトエクスプレス瑞風の停車駅に決定したことによって変貌した駅はこちらの記事です。
その他、トワイライトエクスプレス瑞風の通り道である観光スポットがまとまっていますので、見てみてくださいね。
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コメント
[…] […]
by Nothing found for ?p=1496 2018-05-21 5:17 PM
[…] トワイライトエクスプレス瑞風の料金や車内デザインの全貌 については次の記事に詳しく書いています。 […]
by トランスイート四季島のデザイナー・料金・路線について | ママブログ 2018-05-21 5:30 PM